EAによる自動売買の注意点

本記事では、MetaTrader4 (MT4) でエキスパート・アドバイザーを用いて自動売買を行う際の注意点を解説します。

 

MT4 を動かし続けなければならない

EAは、あなたのPCのMT4内で動作しています。そのため、MT4が稼動している間しか自動売買は行われません。継続して自動売買を行うには、PCとMT4を動かし続ける必要があります
これは簡単なようで、意外と難しいことです。最近のWindows では、セキュリティ・アップデートにより自動再起動を行うようになっていますが、これは無効にしておいた方が良いでしょう。また、ブレーカーが落ちることもないよう注意が必要です。

自宅でPCを動かし続けることが難しい場合は、VPS (Virtual Private Server) というサービスがあります。これは、データセンターにあるコンピュータ上にあなた専用の仮想的なPCを用意してくれるもので、そこでMT4を動かせば、自 宅で動かすよりも安定して連続稼動させることができます。MT4を使用することを想定したVPSサービスもいくつかあります。

例えば、FX会社ではXMThinkforexがVPSサービスを用意しています。

 

XMの場合:最低5,000米ドル(有効証拠金-クレジット)または同等額の残高を維持され、月に5ラウンドターンロット以上取引されるお客様には、会員ページより無料のVPSサービスをリクエスト頂けます。  上記の条件を満たさないお客様は、手数料月額28米ドルで会員ページからXM MT4 VPS をリクエスト頂けます。この手数料はMT4 口座から毎月1日に自動で引き落とされます。

 

 ThinkForexの場合:ネット環境さえあれば世界中どこからでもアクセス可能な無料VPS。ThinkForexライブ口座をお持ちのお客様へVPSへ提供しております。TFX VPSのセキュリティの高いクラウドPC環境のVPSへは世界中からアクセスでき、自動売買システムに最も適した環境を構築します。

サーバー詳細 Pro Pro Plus
サーバー設置場所: ロンドン ロンドン
レイテンシ: 2 m/s 2 m/s
RAM(メモリ): 1 GB 2 GB
CPU: 1 1
容量: 10 GB 25 GB
バンド幅: 100 GB 100 GB
オペレーティングシステム: Windows 8 Windows 8
必要証拠金額: 2500 ユニット* 5000 ユニット*
月別必要取引ボリューム: 10 ロット/月* 20 ロット/月*
月別利用料:(取引数量が満たなかった場合) 25 GBP 45 GBP

 

 

不測の事態に備えなければならない

EAに問題があって誤発注が行わ れてしまったり、EAが対処できないと思われる相場の急変があったりといった「不測の事態」が発生することがあります。あるいは、EAが建玉を建てたまま MT4が何らかの理由で止まってしまうといったこともあり得ます。こういったときのために、いつどこにいても何らかの対処が取れるようにしておくべきで す。

1つの方法は、MT4が稼動しているPCにリモートアクセスできるようにしておくことです。Windows のリモートデスクトップ接続を使えば、PCやスマートフォンから接続することが可能です。ただしこちらの方法では、PCが止まってしまった場合には対処で きません。

もう1つの方法は、少なくとも自動売買を行っている口座にアクセスできるようにしておくことです。口座に出金指示をか けて取引出来なくしたり、両建てで証拠金を使い切ってEAが建玉を建てられないようにしたり、手動でEAの建てた建玉を落としたりといった非常手段が可能 となります。スマートフォン版のMT4等でいつでもアクセスできるようにしておくと良いでしょう。

上記の2つの方法を両方準備しておくと安心です。

 

出口戦略を考えておく

EAによる自動売買は、なかなか予想通りにはいかないものです。どんなにバックテストの成績が良くても、負けが込むことはあります。 損失が続くと弱気になって自動売買を中止したり、再度バックテストすると勝つようになっていたので再開したり、などとやっていると、裁量トレードとあまり変わりありません。このような右往左往をするのではなく、明確な出口戦略 (撤退条件) を定めておきましょう

例 えば、バックテストによる最大ドローダウン以上のドローダウンが発生したら撤退、バックテストによる最大連敗回数を超える連敗が発生したら撤退といった、 バックテストを基準にした撤退条件が1つ考えられます。逆に言えば、このような出来事が無ければ、まだバックテストと異なる傾向に変わったと判断するべき ではないということです。バックテストの結果が良好であれば、長期的には良好な結果になる可能性がまだあるということになります。
また、損失の目安を決めておいても良いでしょう。資金が半分になったらやめる、100万円負けたらやめる、等です。

自動売買を開始されるときには、このようなことに気を付けてください。

 

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