スプレッドはFX業者の利益分

FX取引にはスプレッドという言葉が頻繁に登場します。これは特定通貨の売りと買いの価格の差を示すもので、そもそもインターバンクの売買にこのスプレッドが設定されており、金融業者の利益部分となっているのです。FXにおける相対取引ではさらに店頭FX業者のマージンがこれに乗ることになりますので、スプレッドは実にさまざまとなります。たとえば現状ではドル円のスプレッドでは原則固定0.3銭程度がもっとも狭いスプレッドとなりますが、業者によっては1銭以上のスプレッドを平気で設定しているところもあり、さらにスプレッドとは別に取引手数料を別途請求してくるところもあるのです。

 

業者によってスプレッドは違う

このスプレッドは原則固定としてなにかあった場合には大きく広げる方式をとっている業者と、完全固定でなにがあっても同じスプレッドを提供している業者が存在します。この2社は基本的にDD方式、デイーリングデスクと呼ばれる売買をする部門を社内において顧客からのオーダーを調整しながら、その一部分をカバー先のインターバンクに出す方式をとっています。

したがって固定スプレッド、原則固定スプレッドというのは業者の努力で人工的に作り出している相場スプレッドとなります。一方顧客からのオーダーをすべてインターバンクのカバー先20社近くになげてもっともスプレッドの狭いところを採用しながらそれに自社のマージンをマークアップとして上乗せするNDD方式と言う方法も存在します。こちらの方式では顧客のオーダーをそのままカバー先に流しているため業者と顧客の利益相反が一切起こらないのが特徴で、DD方式に比べると常にスプレッドは変化しますが、売買の透明性はきわめて高くなります。

 

DD方式ではストップ狩り

NDD方式はノンディーリングデスク方式、もしくは(インターバンク直結型)と呼ばれており、海外ではほとんどの業者がNDD方式をとっていますが、国内では依然としてDD方式による作られたスプレッドを個人投資家が喜ぶ傾向があり、DD方式の業者が圧倒的多数の存在となっているのです。DD方式では表面的なスプレッドは狭いため、日本の投資家は世論で低スプレッドのFX会社を使います。0.28pipsとか0.3原則固定とは業者名は出さなくとも国内某業者などは固定をうたって大々的に宣伝しています。しかしDD方式では業者がレートを出してるため、逆に言えばレートをいじることも余裕できるわけです。以前はストップ狩りと呼ばれる不自然なレートを出して顧客のストップ注文を誘発させて利益を稼ぎ出してきました。これはあまりにひどくやりすぎたために金融庁から警告などを受けて大分自制するようにはなっていますが、やはり瞬間的にはちまちまと不正なレートを出しては顧客の注文を削り取っています。

 

国内でまともなのは外資系FX会社

国内業者でまともなNDD方式を採用しているところはほぼ皆無であり、まともと言えるのは外資系業者の日本子会社がそれにあたります。例えばスイス資本のデューカスコピージャパンなどです。しかしデューカスコピージャパンは日本の金融庁に登録されたFX会社のためレバレッジは25倍が上限、投資家に対してのキャッシュバックキャンペーンやボーナスなども大々的にはできません。それ以外は直接海外のFX会社でNDD方式を取っているところを選ぶしか無いのが現状です。

 

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