MetaTrader4 のフォルダの意味
本記事では、MetaTrader4 (MT4) で使用する各種フォルダの意味について説明します。
MT4 が使用するフォルダは大きく分けて2箇所にありますので、それぞれ順に説明します。
- MT4 インストールフォルダ
- データフォルダ
MT4 インストールフォルダ
MT4 が使用するフォルダの2箇所のうちの1つは、インストーラーで指定した MT4 のインストール先のフォルダです。初期設定のままであれば、32ビット版 Windows では C:\Program Files\MetaTrader 4 、64ビット版 Windows では C:\Program Files (x86)\MetaTrader 4 となっているかと思います。
ここにあるファイルは、MT4 のインストーラーや自動アップデート機能が操作することのみ想定されており、一般の利用者が直接操作することはありません。中に MQL4 というフォルダがあり、そこにはカスタムインディケータやエキスパートアドバイザーのサンプルが置かれていますが、利用者がここにファイルを配置しても MT4 から使うことはできません。ここにあるファイルは、MT4 がインストールされている PC で、あるユーザが初めて MT4 を起動したときに、そのユーザ用のデータフォルダを作成する際のコピー元としてのみ使われます。
特に注意が必要な点としては、古い書籍や Web 上の記事では、入手したカスタムインディケータやエキスパートアドバイザーを配備する手順として、MT4 インストールフォルダ内にファイルを配置するような記述が見られますが、2014年2月3日にリリースされた build 600 以降のバージョンでは、上記のような仕組みに変わっています。古い資料を参照する際は、次に説明するデータフォルダに配置するものとして読み替えてください。
データフォルダ
データフォルダは、MT4 を利用するにあたっての設定やカスタムインディケータ、エキスパートアドバイザー等、様々なファイルが置かれるフォルダです。データフォルダは PC のユーザごとに独立して存在していますので、1つの PC で複数の人が MT4 を利用するような場合でも、設定等は独立して保持されます。
MT4 のメニューバーから、ファイル(F) → データフォルダを開く(D) と選択すると、データフォルダが開かれます (図1)。C:\Users\《Windows のユーザ名》\AppData\Roaming\MetaQuotes\Terminal\《インスタンスID》という場所になります。
- インスタンス ID とは、1つの PC に複数の MT4 がインストールされている場合に、どの MT4 のデータフォルダなのかを区別できるようにするための ID です。異なる MT4 をインストールして起動すると、インスタンス ID の部分が異なる別のデータフォルダが作成されますので、複数の MT4 の設定が混ざってしまうことは無いようになっています。
図 1
データフォルダの内部の階層は図2のようになっています。
図 2
各フォルダの用途は以下の通りです。
config MT4 の各種設定ファイル
history 各種履歴データ
default サーバ未接続時に参照されるサンプル的なチャートデータ
《サーバ名》 当該サーバに接続して取得されたチャートデータ
※ 図2では、AlpariJapan-Demo-1, Forex.com-Demo 3, Forex.com-Demo(I),
FXCM-JPYDemo01, LiqCon2-BT Japan 2, MonexMT4-MD01,
NordGroupInv-Demo, OANDA-MT4 Practice JP, VinsonTrader-Demo,
YJFX-Demo1 がこれに当たります
deleted 閉じたチャートウィンドウの設定
(ファイル → チャートの再表示 から選択して閉じたチャートウィンドウを復元できる)
downloads ヒストリーセンターからダウンロードした過去チャートデータ
mailbox メールボックスに受信したメッセージ
signals シグナルの利用設定
symbolsets 通貨ペア情報
news.dat 受信したニュース
logs MT4 の操作履歴
MQL4 各種プログラム
Experts エキスパートアドバイザー
Files 各種プログラムが読み書きするファイル
Images 各種プログラムで利用する画像
Include 各種プログラムに読み込んで利用するファイル
Indicators カスタムインディケータ
Libraries 各種プログラムに組み込んで利用する共通部品
Logs 各種プログラムの動作状況の記録
Presets 各種プログラムのパラメータ
Projects 各種プログラムをチーム開発する場合の管理用
Scripts スクリプト (単発の処理を行うプログラム)
profiles チャートの組の設定
templates チャートの設定
tester テスター (エキスパートアドバイザーのバックテストツール) 用
caches テスターの実行を効率化するための一時ファイル
files テスター実行中にエキスパートアドバイザーが読み書きするファイル
history テスター用の過去チャートデータの一時ファイル
logs テスター実行中のエキスパートアドバイザーの動作状況の記録
origin.txt このデータフォルダを利用する MT4 のインストールフォルダの場所
この中で特に覚えておきたいのは、カスタムインディケータやエキスパートアドバイザーを入手したときの配置場所です。カスタムインディケータは MQL4\Indicators、エキスパートアドバイザーは MQL4\Experts に配置します。
また、長く使っていると MQL4\Logs に大量のファイルが貯まってハードディスクを圧迫することがありますので、ハードディスクの空き容量が減ってきた場合はこの中のファイルを削除すると良いでしょう。同様に、バックテストを大量に行うと、tester\logs 内に大量のファイルが出来ますので、バックテストを行う方はこちらも注意してください。
MT4 の設定等をバックアップしたい場合や、他の PC に設定を移行したい場合などは、データフォルダ全体をバックアップしたりコピーしたりすれば良いかと思います。
以上、MT4 のフォルダの意味についてでした。
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