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MetaTrader4 の便利な機能 – 過去の価格データの取り込み
本記事では、MetaTrader4 (MT4) に過去の価格データを取り込む方法についてご紹介します。
この後紹介していくカスタム・インディケータやエキスパート・アドバイザーの利用にあたっては、過去の価格データを十分用意しておく必要がありますので、その準備段階になります。
大きく分けて以下の3通りの方法があります。
- 接続している取引サーバからダウンロードする
- メリット
- 使用している口座で実際に過去に提示された価格を取り込むことができる
- デメリット
- 保存期間が短く、あまり古いデータは入手できない
- 操作に手間がかかる
- メリット
- MetaQuotes 社のサーバからダウンロードする
- メリット
- 操作が簡単
- デメリット
- 対象の通貨ペアのデータが MetaQuotes 社のサーバに存在しないことがある
- 使用しているサーバと MetaQuotes 社サーバとで通貨ペア名が合致していないとダウンロードできない
- 使用している口座で過去に提示された価格と異なる価格になっている
- 使用しているサーバと MetaQuotes 社の用意しているデータに時差があると異常なデータになる
- メリット
- 別途入手したデータを MT4 に取り込む
- メリット
- 自分の好きなデータを使うことができる
- デメリット
- MT4 に取り込むことができる形式に変換する手間がかかる
- メリット
取り込み前の準備
価格データを取り込む前に、少し準備が必要です。MT4 の初期設定では、過去データの保持件数が少なく設定されています。これを増やしておきます。
メニューバーから ツール(T) → オプション(O) を選択し、オプション設定画面を開いて、《チャート》タブを選択してください。図1のような画面です。
図 1
ここで、ヒストリー内の最大バー数、チャートの最大バー数という項目がありますが、この値を増やしておきます。それぞれの欄に「2147483647」と入力してください (図2)。あるいはもっと大きな値 (「9999999999999999」など) でも結構です。「2147483647」が上限値になっていますので、より大きな値を指定しても「2147483647」に自動的に補正されます。
図 2
これで《OK》をクリックすれば完了です。
接続している取引サーバからダウンロードする
MT4 は、チャートを表示しようとすると、そのチャートの通貨ペア、周期のデータのうち、表示しようとしている日時以降のデータを自動的に取引サーバからダウンロードして、そのデータを使ってチャートを描画します。
しかし、テクニカル・インディケータの中には、表示している部分よりも過去のデータが必要になるものがありますし、今後説明する予定のエキスパート・アドバイザーのバックテスト (自動売買を過去のデータに基づいて再現するテスト) では事前にダウンロードされているデータしか使用することができません。そのため、過去のデータをダウンロードすることが必要となってきます。
一度ダウンロードされたデータは、データフォルダの history\(サーバ名)\(通貨ペア名)(周期).hst というファイルに保存され、チャートの表示にも、バックテストにも使用されますので、まずは一度ダウンロードすることが必要です。
- 使用しているサーバが Pepperstone-Demo02 で、USDJPY の日足を取得した場合は、
history\Pepperstone-Demo02\USDJPY1440.hst
に保存されます。
最も基本的なダウンロード方法は、チャートを表示しようとしたときにそのデータがダウンロードされることを利用して、過去のチャートを逐次表示させていくことでダウンロードさせる方法です。
例えば、USDJPY の1分足のデータを入手したければ、USDJPY の1分足のチャートを開き、過去に遡ってスクロールさせていけば、ダウンロードされます。
チャートを開いて Home キーを押下すると、現在保持している一番古いデータの箇所に移動しますので、Home キーを押したままにしておくと、次々ダウンロードされます。サーバが保持している一番古いデータの取得を終えるとスクロールが止まりますので、そうなるまで Home キーを押したままにしておきます。
この方法で入手できるデータは、使用している口座で実際に過去に提示された価格なので、比較的精度の高いデータと言えます (ただし、システムトラブルなどでおかしな価格を提示してしまった場合も、それがそのままダウンロードされる可能性があります)。
しかし、サーバの保持しているデータ量は限定的で、短い周期のデータは短期間しか入手できません。
MetaQuotes 社のサーバからダウンロードする
より簡便な入手方法として、ヒストリーセンターを用いる方法があります。
メニューバーから ツール(T) → ヒストリーセンター(H) を選択するか、F2 キーを押下すると、ヒストリーセンターが開きます (図3)。
図 3
左の通貨ペア欄から、ダウンロードしたい通貨ペアを選んでダブルクリックすると、周期の一覧が表示されます続いて、ダウンロードしたい周期をダブルクリックしてください。例えば EURGBP をダブルクリックし、続いて Daily(D1) をダブルクリックした状態が図4です。
図 4
この状態で左下の《ダウンロード(o)》ボタンをクリックすると、図5のようなダイアログが表示されます。
図 5
ここでダウンロードされるのは、MetaQuotes 社の保持しているデータであり、現在接続しているトレードサーバのデータとは異なるものであることが書かれています。了解の上《OK》をクリックすると、ダウンロードが始まります。
ダウンロードが完了すると、図6のような画面になります。
図 6
この方法は手軽ではありますが、使用している取引サーバではなく、MetaQuotes 社のサーバからダウンロードしていることに起因して、以下のような問題があります。
- 対象の通貨ペアのデータが存在しないことがある
- 使用しているサーバで特殊な通貨ペア名 (末尾に「.」が付く等) を使用していて、ダウンロードできない
- 使用している口座で過去に提示された価格とは無関係なので、異なる価格になっていることがある
- 使用しているサーバと MetaQuotes 社の用意しているデータに時差があると異常なデータになる
このあたりに注意して利用してください。
別途入手したデータを MT4 に取り込む
取引サーバから入手できるデータでは期間が足りないし、MetaQuotes 社から入手できるデータでも問題があるという場合は、別途入手したデータを加工して MT4 に取り込むことになります。
まずは、データを用意します。以下のような形式の CSV ファイルを作成してください。
YYYY.MM.DD,HH:MM,始値,高値,安値,終値,出来高
「YYYY.MM.DD」、「HH:MM」の部分は、足の開始時刻です。サーバの時間帯に合わせておくのが望ましいですが、サマータイムを考慮する必要が無いなど、一律の時差になっている場合は、取り込み時に調整することもできます。
ファイルの準備が出来たら、ヒストリーセンターを開き、取り込みたい通貨ペア、周期をダブルクリックで選択した後、右下の《インポート(I)》ボタンをクリックします。図7のような画面が開きます。
図 7
右上の《ブラウズ…(B)》ボタンを押すとファイル選択画面が開きますので、準備したファイルを選択すると、図8のようにデータの一部が表示されます。
図 8
データが表示されていない場合は、ファイルの書式が正しくないと思われますので、確認してください。
《OK》ボタンをクリックすれば、取り込みが行われます。
若干の書式の違いは、図8の設定項目を変更することで対応できます。
セパレーター欄は、項目の区切り文字の設定です。「,」以外に「;」やタブ、スペースが選択できますし、自由に入力することも可能です。
スキップ欄は、先頭の何行かを無視したり、左から何列かを無視したりすることができます。例えば、先頭行に項目名の行が入っている場合は、1行スキップにすることで対応できます。
表示移動欄は、時刻を何時間ずらすかを指定します。一律の時差があるデータを用いる場合はここで調整できます。
選択したものを使用欄は、取り込むデータを個別に指定する場合にチェックを入れます。チェックを入れた上で、取り込みたいデータをクリックして選択してから取り込むと、選択したデータだけが取り込まれます。
出来高欄のチェックは、出来高を取り込む必要が無い場合にチェックを外します。
以上、過去の価格データの取り込みについての説明でした。
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