10月下旬にもビットコインは再度分裂の可能性

8月にビットコインキャッシュと分裂したビットコインは、今回もさらなる分裂をして、『ビットコイン』と『ビットコインゴールド(BTG)』に分裂しようとしています。

GPUを使ったマイニング手法を香港のグループが提唱

ビットコインの根幹を支えるブロックチェーンの処理は、世界中にあるマイナーと呼ばれる方がコンピュータを稼働させてマイニングという計算を行うことで成り立っています。しかしビットコインは「ASIC」という集積回路を使うことでこのマイニング処理しています。

しかしそれでは「ASIC」を持つ集団に権力が偏り、非中央集権であるビットコインの大義が揺らいでしまいます。現在のビットコインのマイニング勢力は、はっきり言っちゃえば中国の割合が強く、ビットコインの方向性に中国勢の発言力が強くなりすぎています。それがビットコインキャッシュへの分裂の要因にもなりました。

今回のビットコインゴールドはその「ASIC」を使えないようにした勢力の仮想通貨ということになります。GPUという普通のパソコンにも搭載されているチップでできるため、中国勢の寡占を防げるかもしれません。そもそもアルトコインのほとんどはこの仕様でマイニングをしています。ビットコインの仕様は時代に合っていないのかもしれません。このビットコインゴールドの方向性は主に香港のグループが主導して作成しています。

しかしビットコインには、さらに11月には別の『ビットコインSegwit2x』への分裂も控えています。どちらかと言えばそちらのほうがメインのため、ビットコインゴールドの騒動は様子見で終わる可能性もあります。ビットコインゴールドへの賛同もSegwit2xと比較すれば小さな勢力です。

 

ビットコイン分裂における各取引所の対応

各取引所もBTG分裂が予想される10月25日においてビットコイン関連の入出金を停止するなどの措置を発表しています。

どこもビットコインゴールドの分裂後の状況をみて対処するということです。前回のビットコインキャッシュの場合は対応時期を明かしていませんでしたが、結果的にどこも対応を開始しました。しかし今回の分裂は賛同が少ないということもあり、各取引所は完全に様子見ということです。

 

前回は分裂騒動よりも9月の暴落のほうが下落幅は広かった

分裂騒動というとボラティリティも上がるように思えますが、2500USD付近でビットコインキャッシュに分裂した8月で少々値動きがあったもののたいしたことはなく、結果的には元の水準に戻り、そこから急激な上昇を果たし2倍の5000USDとなりました。

むしろ9月にその5000USDから3000USDほどまで暴落した下げ幅のほうが圧倒的に大きなものとなります。前回の動きに習うのであれば分裂しても大きな値動きはなさそうであると予想できます。特に11月にはビットコインSegwit2xへの分裂が控えているのですから、それを見越しての大きな仕掛けでもない限り様子見をする勢力が多いはずです。

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